Q.支え木とはなんですか?

 

 雪の重みや大風で生の木が揺すられる時、ほんのすこし触れるだけで支えになる木のことを支え木と言います。  

 

 生木は葉っぱが茂っているので、大風では大きく揺れます。揺れが大きくなりすぎると耐えきれずに折れてしまったり、根っこごと倒れたりします。きらめ樹された木は葉が落ちて無くなっているので、風の抵抗を受けず揺れません。きらめ樹の木は、伐採して利用するまでは森に立ったままになっていますから、その間1~5年は、残した生木の、雪による倒木や風倒木を防ぐ支え木になります。

 

 2018年(平成30年)の台風24号ではあちらこちらで大規模な風倒木が発生しましたが、きらめ樹で間伐された森では、被害がとても小さく抑えられていました。きらめ樹は、支え木としてとても大きな効果を発揮していることが分かってきました。

 

 ですので、伐採するときに皮をむいた木を全て同時期に伐採するのではなく、およそ2本に1本を支え木として残し、残りを数年後に伐採するという伐採選木を行っています。

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きらめ樹フェス2015

毎日新聞様より